6月11日(月)ロンドン①

このユースホステルはブレックファースト付き。朝の9時ころに食べに行ったがさすがに安いホテル。パンとチーズとコーヒーのみだった。

でもこのホテルは一階がレストランだから、そこで朝食を食べるので雰囲気は最高。レストランを夜に見たらとても奇麗でおいしそうだったよ。

その後歩いてブルージュの駅へ。歩道らしき道が二つあって何かと思っていたら、そこは二輪車用の道路。良く考えてみるとブルージュのなんと原付の多いこと。原付もこの二輪車用の道を走ってた。

そう言えばこの駅に着いたときに、駅前で原付講習をしていたよ。でもその雰囲気も田舎だけにのどかに感じたけどね。

10時くらいにブルージュを出て電車でオステンドへ。13分で着いた。すごく近いね。

ここは港町。船がいっぱいで石原裕次郎がいそう・・・(笑)

今日はイギリスに行くのでホーバークラフトの予約をする。とてもかんたん。国際線だからもっと大変かと思ってた。

14時出発の便なので12時30分にチェックイン。なんか飛行機みたいだね。時間があまったので両替をしに町に繰り出す。

僕は海が好きなのでかなりこの町が気に入ったよ。

両替は銀行を何件か回ったがどこもやってくれない。よくよく聞いてみると来たときの駅付近の両替所でしかやらないらしい。

銀行を探している途中に街を見てまわったが、時計(900円)と折りたたみ傘(450円)を買った。時計は最低時間がわかって、いかにも安物を探していた。だってスリは腕時計でその人がお金を持っているか判断するらしいよ。怖い怖い・・・。

銀行で教えてもらった通り歩いていくと、教会が目の前にあったのでなかを覗いてみた。普通の教会です。(笑)

イギリスの通貨ポンドに両替後、ベルギーフランが少しあまったので、あんまりお腹空いてなかったけど、ここで昼食を食べることにした。

港町のテラスはかなり気持ちが良い。そのためかミートソースとオムレツを食べたがかなりおいしかった。たぶん普通の味だけどね・・・。人間そんなものかな。

こんな田舎町では日本人は珍しいのかあからさまに僕たちの噂話してる。でもちょっと気分いいかも・・・。

1時前チェックイン。ちゃんと飛行場みたいに免税店やレストランがあるんだよ。

搭乗開始の連絡は掲示板などはなく、放送のみ。何言ってるか良くわからなかったので、同じチケットを持っている人を探したり、搭乗口に行ってみたりうろうろ・・・。

2時ころ搭乗。そんなに大きくはないが、結構ゆったりしている。ホーバークラフトは船なんだけど全然ゆれない。車と一緒に乗る人がいっぱいいるみたい。船好きの僕には本当に楽しかった。

しかしボードには出られなかったので室内だけ。それがちょっと寂しい。潮風にうたれたかったな。

操縦席が後ろから見えるのでかっこ良かったよ。

イギリスのドーバーについたのが4時ころ。イギリスの入国審査は厳しいと有名だと聞いていて恐る恐る行ってみたが、案の定捕まった。お金はいくら持っているかとか、帰りのチケットを持っているかとか、イギリス出た後どうするのかなどまで聞かれた。

僕たちは怪しい人物ではありません。トラベラーズチェックをこんなに持っているんだよって見せたら、何とか入国許可。よかった。

無料の専用バスでドーバーの駅まで連れて行ってくれて、ヴィクトリア行きの電車に乗った。ヴィクトリアはイギリスの中心だね。この駅は田舎で草ぼうぼう。電車もおんぼろで、壊れていそうなドアの動きをしてたよ。

一難さってまた一難。電車の中でアル中らしき男が近づいてきた。怪しいなって思って場所を変えたりしたが、ずっとついて来る。そのうち目の前に座りだし、僕のバックにもたれ掛かかってきた。払いのけて場所を変えたのだがまたついて来る。今度は握手しようとしたり耳打ちしようとしたりする。

向こうは一人だから何とでもなると思うけど、拳銃とか持っていたらどうしよう。でもどうしょうもなく、僕は「Go away」、そのあとに相棒は「Call the police」とか言って携帯を出して電話するまねをした。

もちろんここの警察の電話番号なんてしらないよ。でもそいつはそそくさと逃げて行った。さすが相棒。本当に助かりました。うそも方便だね。僕たちは危険な思いを今までほとんどしてなかったので、海外の怖さを実感した。

これからスペインやイタリアに行くから、その前にこのような軽い危ない経験をしたのは良かったのかもしれないね。二人でかなり気を引き締めた。

そんなこんなでついたのがロンドンビクトリア駅。それが19時くらいだった。この日も宿は決まっていない。泊まるところあるのかな・・・。

まずは本に載っている宿を片端から当たっていく。3件目くらいで空いている部屋を見つけた。でも空いている部屋はベッドが3つ。そのひとつがダブルベット。テレビ付きだった。恐らく4人部屋だったがその日はもう遅かったので泊めてくれたのだろう。

値段は42ポンド(約8、500円)。結構高かったがトイレシャワーはついてなかった。広いからしょうがないね。トイレとシャワーは共同だったが結構汚かった。しかしロンドンの物価を考えたら安いほうだと思い、あと2泊させてくれと頼んだがいっぱいだと断られた。

66ポンド(約13,000円)の部屋なら空いていると言われたが、高すぎだよね。しょうがないからちょっと部屋で休んだ後、次の日の部屋探しに行く。

6件くらい回ったが安くて良いホテルはそうそうない。しかし本に書いてあるRAMAホテルと言うところにたまたま行ったら空いていて親切に部屋まで見せてくれて、最初50ポンド約10,000円)といわれたが45ポンド(約9,200円)しか出せないと言ったらそれで良いって。

ホテルって値切れるんだね。ちょっとびっくり。店員はトルコ人ぽくて一見あやしそうだったが、とてもやさしく、朝の10時くらいから部屋に入れてくれたり、何時に帰ってきても良いよと言ってくれたり・・・。人は外見じゃ判断できないね。

とりあえずこれでロンドンにいる間の宿は決まったので一安心。ふたりで元気を取り戻してご飯を食べに行った。

しかしロンドンの物価は本当に高い。結局両替もあまりしていなかったので、ヴィクトリア駅の上のケンタッキーにいって1番安いやつを二人で食べた。

さらに元気を取り戻したので、両替をしにぶらぶらと歩いて、途中警備員のような人にシティーバンクないかって聞いたらあっちのほうにあるかもとか言われた。

そのまま歩きつづけたらウエストミュンスター寺院やビックベンのある公園に着いてしまった。その公園には有名人らしい銅像がいっぱい。聞いたことがある人は少なかったが、とりあえずそれぞれの前で写真をパシャリ。

シティーバンクは無かったのでしょうがなく歩いてまたホテルへ帰る。途中事故かなんかあったらしく警備がいっぱい。通行止めとかもしていてなんかの犯人がこの辺にいるんじゃないの?なんてこわごわ歩いて帰る。

お腹が空いたので明日のホテル代をはたいてマックを買ってホテルへ。ホテルでマックを食べてその日は寝ました。やっぱり広い部屋は気持ちいいね。

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