7月17日(水)ローマ ①

コンパートメントで7:30起床。ものすごく眠かった。

僕が起きたときにはもうローマに着こうとしていたので、準備するのにかなりあせった。

昨日友達になったカナダ人のクリスと一緒に駅を出る。イタリアはスリが多い国。僕はクリスを見て、クリスは僕を見てスリにあわないようにしようと約束する。

まずはホテル探し。4,5件回ってトイレ、バスつきの一部屋80,000L(約6,000円)の部屋を見つける。なかなかきれいな部屋だった。

クリスは僕より2つ年下。だから僕にここでいい?って聞いてくる。でも彼のほうがどう考えてもしっかりしてるし、もちろん英語も話せるし(ネイティブだからね)、僕はどっちでもいいよ。って言ってしまう。まだあまり仲良くなっていない人とは、ひとつの決断をすることすらままならない。でも最終的には僕が決めたようなものだけどね。クリスはいい人だ。

このホテルのオーナーはすごくムスッとしているおじさんだったんだけど日本人が好きらしくて、日本人と一緒に撮った写真とかを飾ってた。ちょっと安心かもしれないね。

しかも案内された部屋は、受付のすぐ隣だった。すごい安心感。

カナダ人と一緒に2日間も住むなんて本当にラッキー。そうクリスはローマには2日間しかいない予定なんだって。

すぐにシャワーを浴びて観光へ。まずはインフォメーションでマップをもらう。

近くのパン屋で朝食。といってもパンを買って歩きながら食べた。

着いたのがコロッセオ。これは日本でも本などでよく目にするのもだが、その大きさにはびっくり。そしてすごい行列。2時間くらい待ちそうなので出直すことに。

すぐ横にはフォロ・ロマーノ。かなり広くて見応えがあった。ここが昔の市民生活の中心だったらしい。

フリーの英語のガイドが説明をしていたらついていった。クリスはもちろんわかっていたけど、僕は少ししかわからない・・・

クリスは「わかる?」って心配してくたけど、これも勉強だと思って一生懸命聞こうとして、これもとても楽しかった。

無料のガイドということでついてきたが、最後にはチップくれって。これは気持ちだから払わなくてもいい、とか言っていたけどあれはほとんど強制だね。だって10,000L(約750円)でいいよ。とか言ってるんだもん。僕はあんまりわからなかったから2,000Lだけ渡してそそくさと逃げてきた。嫌な顔してたけどね・・・

クリスはおなかが空いたって言うので出店みたいなところでピザを食べる。僕はスプライトだけ。でもそれだけで8,000Lとられた。よく考えないでお金出しちゃったけどスプライト一本で600円ってどう考えてもおかしいよね。高いなとは思ったけど、思ったらちゃんと言わないとダメな国なんだ。

イタリアってそういう国なんだねってクリスと話してた。商品の定価のない国なんだってね。

次にパラティーノの丘へ。ほとんど公園だった。眠くなって二人で芝生の上で寝た。1時間くらい寝てたかな。気持ちよかった。クリスはほとんど寝れなかったみたいだけど。

テヴェレ川沿いを歩いて、ヴェネツィア広場へ。ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂の中に入りベンチで休む。ここはイタリア統一の記念に建てられたんだって。かなり大きくて立派だった。

歩いてパンテオンへ。天井のドームに見とれてしまう。パンテオンという名前は神々の神殿という意味らしいよ。

そしてナヴォーナ広場へ。大道芸人がいっぱい。そこで変な外人が僕にここに指を入れろって言ってきたから断った。そのあともしばらくついてきたけどね。

本で読んだが大道芸人の中にもスリがいるらしいから気をつけなくちゃ。

もうすでに5時。クリスがつかれて帰るというので一緒にホテルへ。

実はクリスは仏教徒。僕がシャワーを浴びている間に禅とかヨガとかやってた。これをやるとリラックスするんだって。

僕は疲れて少し寝てた。彼がシャワーを浴びたあと夕食へ。

本に載っていたテルニミの近くのトラットリアへ。初のちゃんとしたイタリアンだった。パスタが結構硬かったけどそれがまたおいしい。わざと硬かったのかはわからないけどね。

ローストビーフも最高。それよりもお酒が入ってクリスと話しがもりあがったのがうれしかった。外人の友達はそんなに簡単にできないからね。

少しぶらぶら歩いてホテルに帰って寝る。

クリスと最初に話したとき、ネイティブの英語がわからなくて本当に大変だった。ヨーロッパ人(イギリスを除く)が話す英語って本当に聞きやすかったと改めて思った。

クリスが言ったCoolが3回ぐらい言われないと理解できなかったのにはショックだった。でも一日接していたら慣れてきてかなり勉強になってます。

この日記を書いているときに彼は光が明るいから消してくれだって。もうちょっと待ってよって頼んだけど、嫌な顔してるからそろそろ寝ます。おやすみ。

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