
8:00過ぎに起きる。今日はヴァティカン市国に行く予定。
テルミニ駅から地下鉄でオッタヴィアーノ駅へ。地下鉄の切符を買うのにも結構大変。あたふたしちゃった。
イタリアでははじめての地下鉄。しかもかなり混んでいたからスリが怖い。電車の端にいるようにして、全神経を体のあらゆる部分に集中。ちょっとでも触られたらすぐ振り返る。
何もなく9時ごろ到着。歩いてヴァティカン美術館へ。中はかなり広くて何個か美術館があるみたい。すべて見るに2,3日はかかりそう。

オーディオガイドを借りてまずはシスティーナ礼拝堂へ。確かにすごい。最後の審判には圧倒される。

オーディオの説明は結構長くて、そこだけで50分くらいあった。

それから他の美術館へ。僕にはよくわからないけどガイドを聞いているとすごいものなんだな、とか思う。
ぐるぐる回り最後にサンドイッチとスプライトを買って昼食。朝から何も食べてなかったからおなかすいた。

結局4時間はそこにいたかな。美術館を出たのが2時ごろ。
少し歩いてサン・ピエトロ広場へ。すごい銅像の数。140人いるんだって。スケールが本当に大きいね。




その正面に立つのがサン・ピエトロ寺院。ここはカトリックの総本山。堂々としてた。ミケランジェロによって設計されたらしい。



まずはクーポラと呼ばれる半円に天井のところを上る。結構高いから階段で上るのはしんどい。太ももはパンパン。でも景色は良かった。






その後サン・ピエトロ寺院の中へ。ここは神聖な場所として、ノースリーブや短パンの人は入れない。クリスは短パンだったんだけど、ちゃんと長ズボンにもなる短パンを履いていてた。摩訶不思議なズボンだ。







入ってすぐ右にあるピエタと呼ばれるミケランジェロ作のキリストを抱くマリア様の像は心を揺さぶられる。




なかにある像なども本当にスケールが大きい。ここにはサン・ピエトロの墓があるんだよ。圧倒されっぱなし・・・。



歩いてスペイン広場へ。ここはあまりにも有名だね。

しかしクリスは良く食べる。ちょくちょくピザやらパンやらを食べながら歩いていて、僕は食べないから「経済的でいいね」なんていってたよ。
川を渡ったあと、スペイン広場の道にはすごいブランドショップ列。フェラガモのコートに憧れてしまう。ほしいけど10万円くらいするんだよね。
スペイン広場ではファッションショーをやるのかな?そういう準備をしていた。たまたま歌を2曲生で聞くことができたけどそれよかった。なんていう曲かわからないけどほしいな。そこもすごい人だった。

クリスは明日ヴェネツィアに行く予定だから、ホテルの予約のために一生懸命電話してた。大丈夫かな。僕のほうが大丈夫かって感じだよね。明日の宿は僕も決まってないのだから。今のホテルであと2泊させてくれればいいのにな。
歩いてトレヴィの泉へ。ここも有名だよね。もちろん後ろ向いてコイン投げたよ。ひとつ投げるとローマにまた来れる。ふたつで好きな人と結ばれる。3つで嫌いな人と別れられる。4つで新しい恋人ができる。らしい。僕は4つだ。でもすこし恥ずかしいから1つだけ。クリスはやらなかったよ。



でも危ない人がいっぱいで怖かった。観光名所は危ないんだね。クリスはそこからホテルへ。僕は一人でぶらぶら店などを見てからホテルへ。
シャワーを浴びて夕食。少し見て回ったが昨日のトラットリアが安くてよかったからまた行くことにした。今日は太麺のミートソースと子牛肉でした。クリスのポークは焼けてなくて赤くて「これ大丈夫だと思う?」って聞いてきたので「やばいね」って答えたら定員にもう一回焼いてってお願い。
3分後くらいに帰ってきたものを見てもやっぱり赤い。大丈夫?大丈夫?ってかわいいね。でも全部食べてたけど。帰りにおなか痛くなるのは明日かな?とか言ってた。あたらなければいいね。
でも本当に楽しかった。彼と普通に話せるようになって本当にうれしい。もっともっと英語勉強したいね。
今日も疲れた。明日はホテルを探してゆっくりしよ。クリスはまたヨガだか禅だかを一生懸命やってるけどね。
でもその話で「日本人はみんな仏教徒でしょ?」って聞いてきた。そうだよって、僕も仏教徒だよって答えたら、「なんで禅とかやらないの」だって。日本人は形式的には仏教だけど、みんな無宗教だよって言ったら意味がわからなかったみたい。そりゃわからないかもね。生まれたときから何かの宗教に属しているんだから、無宗教ってどういうこと?って感じだよね。
日本人の仏教を教えてくれている人は、日本人はみんな禅とかやってるよって言ってたみたい。宗教にすがって生きるのもどうかと思うけど、何にも信じるものがないって、今の日本みたいに社会性がなくなるのかもね。
ちなみにクリスの両親はカトリックだって。若干24歳でよく自分の信じる道を切り開くことができたなってかなり感心した。